phoenix v|tome|x m300 の主な仕様

装置の特徴装置の特徴

JMCでは、マイクロフォーカスCTスキャナの「phoenix v|tome|x m300」をフルオプションで導入しており、Baker Hughes(旧GE)社の新技術であるscatter|correct(散乱線補正システム)や、VDI2630 準拠の高精度計測を実現するmetrology|edition、約16メガピクセルの面状検出器であるdynamic 41|100を搭載しています。これらの最新かつハイスペックのオプション装備によって、軽金属の撮影や複数の部品が組み合わさった製品の撮影において、国内最高水準のCTスキャン品質を実現しています。

マイクロフォーカスCT phoenix v|tome|x m300

フラットパネルディテクタ dynamic 41|100

dynamic 41|100は、Baker Hughes(旧GE)社の次世代産業用X線フラットパネルディテクタ(面状検出器)になります。410×410 mm2の検出領域と100μmのピクセルサイズで、優れた画質と検出速度の向上を両立しています。また従来よりも感度が高くなったことで、より低出力でスキャンを行うことが可能になりました。

産業用X線フラットパネルディテクタ dynamic 41|100産業用X線フラットパネルディテクタ dynamic 41|100

metrology|edition

従来よりも精度を高めるオプション装備のmetrology|editionを実装しており、 VDI 2630に準拠した最大4+L/100μmの 測定精度となっています。

マイクロフォーカスCT phoenix v|tome|x m300マイクロフォーカスCT phoenix v|tome|x m300

サンプル撮影画像

  • 電化製品の断層画像電化製品の断層画像
  • CTスキャンで電池構造を確認CTスキャンで電池構造を確認
  • CTスキャンで金属を観察CTスキャンで金属を観察
  • CTスキャンでスピーカーの内部構造を観察CTスキャンでスピーカーの内部構造を観察

phoenix v|tome|x m300フェニックスヴィトムエックスエム

X線管タイプ
(2管球搭載)
マイクロフォーカス・オープンチューブ
最大管電圧/最大出力 マイクロフォーカス : 300kV / 500W
倍率 1.3 - 100 倍
最小ボクセルサイズ マイクロフォーカス : 2 μm
最小検出能 マイクロフォーカス : 4 μm
検出器
(フラットパネルディテクタ: FPD)
dynamic 41|100 ディテクタ
受感範囲 410 x 410 mm、4048 x 4048 ピクセル、ピクセルサイズ 100μm
X線管と検出器の距離
(Focus detector distance: FDD)
800 mm 固定
X線管と試料の距離
(Focus object distance: FOD)
最大 600 mm(マイクロフォーカス)
最大試料サイズ 360 mm x 600 mm(制限付きで最大500 x 600 mmの移動範囲)
最大スキャン範囲 φ420 mm x H400 mm
最大試料重量 20 kg
マニピュレータ 花崗岩ベース高精度4軸マニピュレータ
回転可能角度 0°- 360°x n
装置サイズ 2,620 x 2,060 x 1,570 mm(ユーザーパネルを含む D2,980 mm)
装置重量 約7,960 kg
ソフトウェア phoenix datos|x
(日本ベーカーヒューズ株式会社(旧GE)製CTデータ取得・再構成ソフトウェア)
対応モジュール オートROI、セクタスキャン(ハーフスキャン)、ファストスキャン、マルチスキャン、マルチボリューム再構成
自動幾何調整、ビームハードニング校正、リングアーチファクト軽減、自動CTスキャン及びボリューム評価
2GPUハイスピードボリューム再構成
備考 メトロロジーエディション(オプション)