活用事例
盆栽の3Dデータ化
撮影装置:phoenix v│tome│x c450
試料寸法:300 × 340 × 330 mm
スキャン時間:180 分以内
ボクセルサイズ:111μm
活用事例
撮影装置:phoenix v│tome│x c450
試料寸法:300 × 340 × 330 mm
スキャン時間:180 分以内
ボクセルサイズ:111μm
Issue
盆栽をスキャンして、その形状を忠実に3Dデータ化することが課題でした。植物は自由曲面やアンダー、中空形状で構成される極めて複雑な形状を持つため、従来の光学式の3Dスキャンではデータ化が困難でした。
物体を透過するX線をもちいるCTスキャンであれば、複雑な凹凸やアンダーを持つ植物でも、高い精度で3Dデータ化することが可能です。
細く伸びた松葉は3Dデータ化する際に欠けが生じてしまいますが、ノイズ除去や葉を太らせるなどのデータ処理を行うことで、非常に綺麗な3Dデータを作成することができます。
また、樹木の内部までスキャン出来るため、接木した際に内部に取り込まれたと考えられる針金や、幹の年輪まで可視化することが出来ました。