軟質製品の肉厚、外観形状の測定
軟質製品の肉厚、外観形状の測定


- 撮影装置:phoenix v|tome|x c450
- 試料寸法:156.5 × 115.4 × 115.0 mm
- 試料材質:シリコーンゴム
- 撮影時間:40 分
課 題
動かすことで変形してしまう製品の肉厚を測りたい
軟質材料で作られた医療用実体モデルの肉厚を確認したいが、内腔形状を持つため、分割するなどの方法以外では測定が出来ない。外観形状についても従来の非接触測定機では、反対面の測定時にモデルを動かす必要があるため、製品が変形してしまい正確な計測が難しい。


提 案


製品を動かさずスキャンを行うため
軟質素材の変形を抑えられる
CTスキャナは物体を透過するX線を使って製品をスキャンするため、金属や樹脂製品の内腔、アンダー形状を計測することが可能です。また、製品の測定角度・方向を変える必要がないため、反射光をもちいる非接触測定機では難しい、軟質材料で作られた製品の外観形状の測定を正確に行うことが可能です。


透明や金属光沢など
光学式スキャナが苦手な分野にも対応
透明樹脂や金属光沢を持つ素材(金属製品の加工面・メッキ)について、多重反射などのアーチファクトを含まない形状を取得することが出来ます。