活用事例
透過像を使った
化粧品のキービジュアル
撮影装置:phoenix nanotom m
試料寸法:90 × 97 × 78 mm
試料材質:生花
スキャン時間:30 分以内
ボクセルサイズ:49 μm
”「すべての女性が秘めている、それぞれに異なる美しさを引き出すアイライナーでありたい」という想いを込めて、各カラーごとに異なる花をモチーフにし、それぞれの花をCT撮影して、内側を引き出す印象的なビジュアルを用いました。見た目だけではなく、内面からの美を引き出すというメッセージを比喩的に表現しています。”
「LUMIURGLAS(ルミアグラス)」のブランディングを担当した株式会社セイタロウデザイン WEBサイトより引用
(https://seitaro-design.com/works/lumiurglas/)
産業用のX線CTスキャンは、被写体を1周回転させながら500~3000枚の透過像を撮影し再構成することで、3Dデータを作成します。そのため、撮影した透過像の1枚を抜き出してみると、それぞれがレントゲン写真と類似した画像で記録されています。
今回は乾燥による花の形状変化による影響を受けないよう、短時間で1500枚の透過像を撮影し、その中からキービジュアルとして適したものをデザイナーに選択いただきました。