活用事例
リチウムイオン電池の
非破壊検査
撮影装置:phoenix v│tome│x m300
試料寸法:25 × 16 × 47 mm
スキャン時間:20 分
ボクセルサイズ:17.0μm
活用事例
撮影装置:phoenix v│tome│x m300
試料寸法:25 × 16 × 47 mm
スキャン時間:20 分
ボクセルサイズ:17.0μm
Issue
リチウムイオン電池では、電解液の漏れ、陽極と陰極の接触などの不具合による検査事例が数多くあります。非破壊で内部の状態を鮮明に確認できるCTスキャンは、有効な検査手法の一つとして提案しています。
断層画像では、電極シートが巻かれている様子が明瞭に映し出されており、内部でどのように巻かれているか観察することができます。また正極と負極で使われている材質が異なることから、画像上でコントラスト差が生まれ、それぞれを見分けることが可能です。
リチウムイオン電池の不具合の一例として、正極と負極が接触することによる熱暴走が挙げられますが、画像を拡大して観察することで、そのような不具合の発生個所の特定を容易に行うことが可能になります。