PHOENIX V|tome|x M Neo の仕様

主な撮影対象主な撮影対象

【概要】
マイクロフォーカスCTスキャナphoenix V|tome|x M Neoは、m300をベースにスキャン画像の向上とスキャンエリアの拡大、作業エリアへのアクセシビリティなどを向上した次世代型産業用CTスキャナです。

オフセット
分解能とX線管の出力のバランスに優れ、樹脂部品や小型の金属製品など幅広く利用することができますが、オフセットスキャン時のスキャンエリアが500×700mmに拡張されたことで、近年需要が高まっているバッテリーの非破壊検査において、優れたパフォーマンスを発揮します。

マイクロフォーカスCTスキャナphoenix V|tome|x M Neo

【オプション装備について】
ナノフォーカス管を追加して2管球仕様にすることで、最大225倍の拡大スキャンが可能になり、より微細な血管や構造の観察が可能になります。
また、scatter|correctとDynamic41検出器と組み合わせたWaygate Technologies CT イノベーション バンドルの一部として、High Flux Target技術の搭載が可能です。High Flux Targetは、より小さな焦点で高い出力が可能で、スキャンスピードもしくは解像度を最大2倍に向上することが可能です。

マイクロフォーカスCTスキャナphoenix V|tome|x M Neo オプション装備

PHOENIX V|tome|x M Neoフェニックスヴィトムエックスエムネオ

X線管タイプ オープン管反射型高出力マイクロフォーカス
オープン管透過型高出力ナノフォーカス追加可能
最大管電圧/最大出力 300 kV / 500 W
*240 kV / 320 W マイクロフォーカスX線管も選択可能

nanoCT®用デュアルx線管オプション:
Diamond|window 搭載 180kV / 20W 高出力ナノフォーカスX線管、高精度回転ユニット、1ボタンでX線管切替可能
幾何学倍率(3D) 1.29x~100x、ナノフォーカスX線管では最大225x
検出能力 < 1μm (マイクロフォーカス管)(オプション)
0.2μm (ナノフォーカスx線管)
最小ボクセルサイズ マイクロフォーカス 2μm
Dynamic41|100 1μm(オプション)
ナノフォーカス+Dynamic41|100 0.5μm(オプション)
検出器タイプ Dynamic 41|200 大面積検出器、優れた画像と結果品質、410x410 mm (16“x16“)、200μm ピクセルサイズ、2036x2036 > 10000:1
オプションのDynamic 41|100 検出器 410x410mm、100μmピクセルサイズ、4048x4048ピクセル(16 MP)でCT解像度を2倍に。
マニピュレーション 花崗岩ベースの精密6軸マニピュレーター
可変焦点検出距離 オプション310mm ~ 900mm
最大サンプル直径×高さ 高さ310mmx700mm、オフセットスキャン使用時の最大直径500mm
最大サンプル重量 75kg 高精度CT
最大焦点距離 700mm マイクロフォーカス管に適用
システム寸法 W x H x D 約2,911mm×2,177mm×1,710mm
システム重量 50 kg(高精度CTの場合 20 kg)
マニピュレータ 約9,500kg
温度安定化 X線管冷却温度コントロール|温度制御キャビネット|温度安定化検出器
Scatter|correct ハードウェア/ソフトウェアバンドル(アップグレードオプションあり) 散乱線アーチファクトを最小限に抑えた2Dファンビーム並みのCT品質。
最大スキャン直径:290mm、オフセットスキャン使用時は450mmまで。
オプション:High-flux|target スキャンスピードを2倍に、もしくは解像度を2倍に向上可
オプション:Helix|CT および Offset|CT スキャニング量とデータ品質を向上させる高度なスキャニング軌道を実現。アーチファクトが少なく高品質で長いパーツをスキャンするための Helix|CT、より大きなパーツまたは同じサイズをより高い解像度でスキャンするための Offset|CT。
オプション:Click&measure|CT 付属品