主な撮影対象主な撮影対象
マイクロフォーカスCTスキャナphoenix v|tome|x m300は、分解能とX線管の出力のバランスのとれた装置で、樹脂部品や小型の金属製品など幅広く利用することができる装置です。
検出器は16Mピクセルのdynamic 41|100を選択可能で、高感度・高解像度での撮影を実現します。またオプションでナノフォーカス管を追加して2管球仕様にすることで、より緻密な測定にも対応することができるようになります。散乱線補正システムのscatter|correctは、複数の部品で構成された製品の撮影に特に有効です。
phoenix v|tome|x m300フェニックスヴィトムエックスエム300
X線管タイプ | マイクロフォーカス・オープンチューブ [2管球搭載オプション] ナノフォーカス・オープンチューブ |
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最大管電圧/最大出力 | マイクロフォーカス : 300kV / 500W [2管球搭載オプション] ナノフォーカス : 180 kV / 20 W |
倍率 | 1.3 - 100 倍(ナノフォーカス管の場合は最大200倍) |
最小ボクセルサイズ | マイクロフォーカス : 2 μm (dynamic 41|100の場合) [2管球搭載オプション] ナノフォーカス : 0.5 μm (dynamic 41|100の場合) |
最小検出能 | マイクロフォーカス : 4 μm (dynamic 41|100の場合) [2管球搭載オプション] ナノフォーカス : 1 μm (dynamic 41|100の場合) |
検出器 (フラットパネルディテクタ: FPD) |
dynamic 41|200 ディテクタ 受感範囲 200 x 200 mm、2,036 x 2,036 ピクセル、ピクセルサイズ 200 μm [オプション] dynamic 41|100 ディテクタ 受感範囲 410 x 410 mm、4048 x 4048 ピクセル、ピクセルサイズ 100μm |
X線管と検出器の距離 (Focus detector distance: FDD) |
800 mm 固定 |
X線管と試料の距離 (Focus object distance: FOD) |
最大 600 mm(マイクロフォーカス) |
最大試料サイズ | 360 mm x 600 mm(制限付きで最大500 x 600 mmの移動範囲) |
最大スキャン範囲 | φ420 mm x H400 mm |
最大試料重量 | 50 kg(高精度CTの場合 20 kg) |
マニピュレータ | 花崗岩ベース高精度4軸マニピュレータ |
回転可能角度 | 0°- 360°x n |
装置サイズ | 2,620 x 2,060 x 1,570 mm(ユーザーパネルを含む D2,980 mm) |
装置重量 | 約7,960 kg |
ソフトウェア | phoenix datos|x (日本ベーカーヒューズ株式会社(旧GE)製CTデータ取得・再構成ソフトウェア) |
備考 | メトロロジーエディション(オプション) |
マイクロフォーカスCTの活用事例マイクロフォーカスCTの活用事例
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車載用距離センサーの非破壊検査
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- 試料寸法
- X145mm Y100mm Z60mm
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- ボクセルサイズ
- 全体撮影55μm、モーター観察20μm、基板観察20μm
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リチウムイオン電池の非破壊検査
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- 撮影装置
- phoenix v│tome│x m300
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- 試料寸法
- 25 × 16 × 47 mm
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- スキャン時間
- 20 分
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- ボクセルサイズ
- 17.0μm
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ステッピングモーターの
非破壊検査-
- 試料寸法
- 41 × 50 × 64 mm
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- スキャン時間
- ▼ v│tome│x m300
1 時間以内、ボクセルサイズ:23μm
▼ v│tome│x c450
10 分以内、ボクセルサイズ:86.3μm
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